便秘の自覚症状には、以下のようなものがあげられます。
〜透析患者さんが便秘になりやすいのはなぜでしょう?〜
- 大腸の運動が弱い
運動不足、動脈硬化、糖尿病などにより大腸の働きが低下します。![]()
- きばれない
運動不足になると腹筋が弱くなります。
- 飲水制限
水分をとる量が制限されていることも原因になります。
また、透析治療で一度に多量の除水をすると便の水分量や
腸管の血流量が減るため、便が出にくくなります。
- 食物繊維の不足
カリウムと水分の制限のために食物繊維の多い野菜類、豆類、海藻類を充分に取れないことも原因になっています。一日20g摂取が目標です。
- 腸内細菌の乱れ
尿毒素により腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れるといわれています。
- 薬剤の副作用
リンを下げる薬(沈降炭酸カルシウム、フォスブロック、キックリン等)や
カリウムを下げる薬などの服用で便秘になることがあります。
便秘を改善するためにできること
朝は早めに起きて、ゆったりした気持ちで、毎日決まった時間にトイレに座る習慣をつけましょう。特に朝食後は、胃腸が強く動くので排便が起こりやすいです。また、我慢を繰り返すと次第に便意を感じにくくなるので、便意を感じたら我慢せずにトイレに行きましょう。
腹筋が弱いと、便を押し出す力が低下します。ウォーキングや階段昇降など、できることから少しずつでもいいので、運動する習慣をつけましょう。また、おへそを中心に時計回りに「の」の字を書くようにしてお腹をマッサージしてみましょう。
- 野菜や豆は茹でこぼすとカリウムを減らせます。
調理方法を工夫して十分な量の食物繊維を摂取しましょう。 - 食事量の低下を防ぐ。(食べる量が少ないと元気な便ができません。)
- 規則正しい時間に食事を摂る。
- 適度な油脂は便の滑りをよくします。
多過ぎない量で油脂も摂取しましょう。 - 適度の香辛料や酸味類を摂って腸に刺激を与える。
- 薬物療法
医師に相談して透析患者さんが使用できる薬を処方してもらう。
内服薬、坐剤、浣腸液があります。内服薬にも様々なタイプのものがあります。
