お薬についてよく質問されることをQ&A形式にまとめてみました。
Q1なぜこんなにお薬が多いの?
透析だけでは補えないものをお薬で調整しています。他にも、糖尿病、血圧、心臓の薬と透析が長くなると動脈硬化が進んで治療が必要になってきます。
その為、お薬の量が増えてしまいます。どうしても、飲み忘れる、量が多くて水が多くなってしまうなどあれば、看護師、薬剤師に相談してください。
Q2血圧の薬は血圧が低い日は飲む、飲まない?
立ちくらみなど低血圧の症状があれば、病院に連絡して飲むのか飲まなくていいのか判断します。
自覚症状がなければ、内服してもかまいません。高血圧を放置しておくと、脳血管障害だけでなく、認知症や虚弱な体となり、自分で歩くことなどができなくなる恐れが出てきます。

Q3ジェネリック薬品のなぜ変更しなくてはいけないの?
日本全国には、28万人透析患者がいます。その医療費は、年間1兆円をこえるといわれています。ジェネリック薬品に変更する事は、国の医療費抑制策の一つになっています。
Q4他院(歯科、耳鼻科等)で出されたお薬は、飲んでもいいの? 
透析患者さんでは、減量の必要あるいは中止しなければならないお薬があります。他院で出されたお薬は、ネフロクリニックに相談してから服用するようにしてください。電話でもかまいません。
Q5サプリメントや健康食品は、飲んでもいいの? 
成分によっては、カリウムが多く含まれる場合がありますので、
購入する前にネフロに相談されてください。成分を調べて飲んでもいいのか確認させていただきます。
Q6なんの薬を飲んでいるのか、実はわからない! 
いつでも、看護師、薬剤師に相談されてください。
Q7薬を飲み忘れて、家に残っている。どうしたらいい? 
かかりつけの病院にもって行き、調整してもらいましょう!
絶対に捨てないようにしてください。
お薬も、公費でまかなわれています。一つ一つ大切なお薬です。絶対に自己判断で捨てないでください。
また、お薬を整理する、BOX、カレンダーなどが販売されていますので、そういうのを利用されることをおすすめします。
また、リンのお薬を飲み忘れたら、1回の透析分が台無しになってしまいます。
注意しましょう。食べたら、飲む習慣をつける、外出時は、薬を持って外出しましょう。
Q8間食をした時は、リンの薬飲まないといけない?
間食でおまんじゅうやケーキ、パンなど食べたら、リンの薬は飲まなければならないので、看護師に言ってください。
間食用のお薬を処方します。
Q9リンの薬が飲みにくい、飲むと便秘する、飲み忘れがち!
看護師に相談してください。リンの薬の変更、飲み忘れない方法など
一緒に考えて対策してゆきます。
Q10ごはんを2食しか食べない時はどうしたらいい?
食事をしなければ、リンの薬だけは飲まなくていいです。他の薬は、飲んでください。
しかし、血糖の薬で、食直前に飲む薬であれば、食事をしなければ飲まなくていいです。
Q11「食前」「食後」「食中」「食間」っていつのこと?
食前:食事をする30分前
食後:食後30以内
食中:食事中、食事をしているとき
食間:食事と食事の間、朝ご飯と昼ご飯の間
Q12副作用がでたら、どうしたらいい?
ネフロの看護師に言ってください。薬を代えたり、副作用を抑える対策をしたりします。緊急を要する事もありますので遠慮なく相談してください。しかし、副作用の全くない薬は、ありません。
お薬とうまく付き合っていきましょう。
Q13飲んだ薬は、いつ効いてくる?
薬の効果がでるのは、お薬によって違いがあります。
速効性を期待する薬なら30分前後で効いてくるものもありますし、漢方など長期間内服して効果が実感する場合もあります。
Q14痛み止めは、なぜあまり飲んではいけないの? 
痛み止めとして使用される薬剤の多くは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。ロキソニン、ボルタレンなどです。透析患者さんは、胃粘膜病変を起こしやすの副作用で消化器潰瘍を起こしやすくなる可能性が
Q15最近、便秘でこまってる、どうしたらいい?
透析患者さんは、透析、除水をすることで、便秘になりやすくなります。
ほとんどの方が下剤を使用しています。
今は、いろんな下剤があります。自分に合うお薬が、きっと見つかると思います。また、マグネシウムは、透析では、抜けないため、あまり、使用されていません。
下剤の種類
1)大腸刺激性下剤:センノシド、アローゼン
ヨーデルS糖衣錠、ラキソベロン錠
副作用(腹痛、下痢、腹鳴、悪心、嘔吐)
2)上皮機能変容薬(便を柔らかくして便の腸内の移動を促す):
リンゼス、アミティーザカプセル 副作用(下痢、腹痛)
3)胆汁酸トランスポーター阻害薬(大腸内の水分分泌と大腸の運動促進):
グーフィス錠 副作用(腹痛、下痢、下腹部痛、腹部膨満)
4)ポリエチレングリコール製剤(浸透圧効果により、便が膨らみ
腸の動きが活発になり、便を排出させます):
モビコール配合内用剤:水に溶かして内服
副作用(下痢、腹痛)
100%副作用がないお薬はありません。
Q16薬が飲みにくいんだけど
看護師、薬剤師に相談してください。
飲みやすい薬に変更できるかもしれません。
良薬口に苦しということわざがあります。100%満足するお薬はないかもしれませんが、透析だけでは、足りない部分をお薬が助けてくれています。
リンのお薬の紹介(副作用)
1)炭カル、カルタン(高カルシウム血症、便秘など)
2)フォスブロック/レナジェル(腸管穿孔、便秘、腹痛、嘔吐など)
3)ホスレノール:チュアブル錠、OD錠、顆粒と3種類(胃部不快、嘔吐など)
4)キックリン:カプセル錠(腸管穿孔、便秘、腹痛、嘔吐など)
5)リオナ:(便が黒くなります、下痢、血清フェリチン増加)
6)ピートル:チュアブル錠、顆粒
(便が黒くなります、下痢、血清フェリチン増加)
100%副作用がないお薬はありません。
Q17リンが高いとどうなる?
血管石灰化が起きて、心不全、心筋梗塞、動脈瘤、下肢足趾壊疽及び下肢切断などさまざまな病気を招きます。
また、骨のカルシウムが血管へと溶け出し、骨がもろくなります。
リンが高くても、痛くも痒くもないですが、何年後かに心不全、心筋梗塞、骨折などが起きてきます。防ぐ為には、リンの薬は、食べたら、飲む習慣をつけましょう。
100%副作用がないお薬はありません。