皆さん 「バスキュラーアクセス」 をご存知でしょうか?
バスキュラーアクセスとは、透析を行う際の血液の出入りに係わる仕組みのことです。
その中で 自己血管・人工血管を使用したものをシャント、直接動脈を使用したもの(動脈表在化)・カテーテルを使用したものを非シャント と呼びます。
今回は、多数を占めるシャントについてお話させていただきます
長期にわたり使用するためにも、閉塞・狭窄、感染、出血などの合併症を予防することが重要です![]()
閉塞・狭窄
症状: シャントの音の変化(聞こえない・高音など)、痛み、冷感、血管が固い など
原因: 腕枕・血圧測定・腕時計・腕に荷物をかける等の血流を妨げる行為、血圧低下
予防: 原因になりえる事を行わない、血管を触れたり聴診器で血流音を聞く習慣をつける、自宅血圧測定、にぎにぎ運動で血管を発達させる
対応: 血管を広げる手術(PTA)、シャントの再建手術
感染
症状: 赤み、腫れ、熱感、痛み、発熱 など
重症の場合敗血症をおこし命に係わることもある
原因: 皮膚のバリア機能の低下(かき傷・テープかぶれ・乾燥 など)、皮膚の不衛生、外傷 など
しっかりすすぐ、保湿ケア(特に入浴後)、爪切り、
絆創膏は翌日には剥がす、汚れたらすぐに洗う
対応: 抗生剤の使用
出血
原因: 止血が足りなかった・または再出血、外傷 など
対応: 外出血の場合…出血部の圧迫止血(10〜15分程)
内出血の場合…当日は冷やす
シャントに異常を感じたら、すぐにかかりつけの病院やクリニックへご連絡ください!

