2026年02月10日

ドライウェイト

DW(ドライウェイト)とは、「その人にとって、体の水分が多すぎず、少なすぎずちょうど良い状態の体重」のことです。

透析治療では、このDWを目標に、体に溜まった余分な水分を取り除きます。

  1. なぜDWが重要なのか?

腎臓が働かないと尿が出なくなり、飲食した水分がすべて体に溜まり、体重が増えてしまいます。

・水分が多すぎる(DWより重い)場合: 高血圧や心臓への負担、肺に水が溜まる

(肺水腫)などのリスクがあります。

・水分を抜きすぎる(DWより軽い)場合: 透析中に血圧が急激に下がる、足がつる、めまいがするなどの症状が出やすくなります。


  1. DWはどうやって決めるのか血圧.png

単に「見た目の細さ」で決めるのではなく、医師が以下のような多角的なデータを見て判断します。

・血圧: 透析中や日常生活での血圧が安定しているか。

・心胸比 (CTR): レントゲンで心臓が大きくなっていないか。

・むくみ: 足や顔にむくみが出ていないか。


  1. DWは変化する浮腫.png

DWは一度決めたら終わりではありません。食事量の変化や筋肉・脂肪の増減により、DWも調整する必要があります。



・太った場合: DWを上げないと、必要な水分まで抜いてしまい血圧が下がります。

太った.png


・痩せた場合: DWを下げないと、体に水が残ったままになり心臓に負担がかかります。

痩せた.png

DW が適切でも、透析間での体重の増加が多ければ、その増加した水分が心臓に負担をかけます。

また、たくさん除水をすると血圧が下がりやすくなり、これも心臓に負担をかけます。 ご自身の心臓を守るために、中 2 日空いた時の体重増加を DW の 5%以内におさめることができるよう、水分管理をきちんとしていただきたいと思います。

水分制限には、塩分制限が不可欠です。

まずは塩分制限を心がけて下さい

基準体重.png

DWには衣類(パジャマ・ベスト・肌着・ももひき・靴)も含まれています。衣類.png

体重計で計測する時に服の重さが影響を与えてしまうため服装を一定にしていただく必要があります。服の重さが変わる場合はその都度スタッフにお申し付けください!!!

posted by じんたろう at 16:01| Comment(0) | 塩分・水分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月04日

ドライウェイト(基準体重)とは?

今回は透析を行ううえで重要なDW(ドライウェイト)についてお話します。

皆さんご自分のDW(ドライウェイト)はご存じですか?

DWを知っておくことで災害時の対応にも役に立ちます。

またご自分の増加体重を把握することができます。

DWとは・・・体の中の水分が適正な状態をドライウェイト(DW)といい、心臓に負担がなく、運動していても体調が良いと感じ長期的に血管系への負担が少なく適正な体重のことをいいます。この体重を基本にして透析で水分や毒素などを除去しています。

DWを変更しないといけないときはどんな時?

DWを下げる必要のある時 

@   心胸比が大きくなっている(胸のレントゲンで評価)

A   血圧が上がってきたとき(透析中、自宅)

B   体がむくんでいるとき

C   痩せてきているとき

DWを上げる必要のある時 

@   心胸比が小さくなっているとき(胸のレントゲンで評価)

A   血圧が下がってきたとき(透析中、自宅)

B   体のだるさがあるとき

C   太ったとき


この中で一つでも当てはまることがあったらすぐにお知らせください。

HD前後の体液.png

注意

透析では増えてきた分の水分を除去します。

過剰に体重増加があると心臓に負荷がかかり十分な透析ができずに、徐々に心臓や全身の血管が弱まって様々な病気を引き起こします。


 適正なDWと適正でないDWの違いは?               

 DWの表.png

   










体重増加は1日空きでDWの3%、2日空きで5%が適正です。

ご自身の正しい体重増加量を把握し暑い夏を乗り切りましょう!

    




posted by じんたろう at 21:00| Comment(0) | 塩分・水分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年02月01日

透析患者さんと塩分・水分

みなさん、ちょっとクイズです!
Q1.
透析患者さんにとって、塩分や水分を管理することが大切な理由は何でしょうか?

a. 塩分や水分を好きなだけ取っても大丈夫だから。
b. 透析後に体調が悪くならないように、余分な塩分や水分をコントロールするため。
c. 塩分や水分は、透析の効果を高めるために摂取しなければならないから。

答えはもちろん
bです!

透析患者さんは、腎臓の機能が低下しているため、体の中の塩分や水分の調整がうまくできません。そのため、塩分や水分の管理がとても重要です。

☆塩分と水分は体に大きな影響を与えます

透析患者さんの場合、腎臓がその役目を果たさないため、過剰な塩分や水分が体に残り、さまざまな体調不良を引き起こします。(イラスト参照)

塩分と血圧.png









☆塩分と水分の摂取量をしっかりコントロールする

塩分の摂取目安は、16g以下を目指すとよいとされています。水分の摂取目安は、1500mlまでにとどめましょう。

塩分6g.png










塩分の多い食品に気をつけましょう!

塩分食品.png



インスタントラーメン /梅干し /塩魚 /塩昆布 /加工食品


水分の多い食事も沢山あります!

水分食品.png



 やさい 鍋物 豆腐 茶碗蒸し味噌汁 ヨーグルト

☆調味料の工夫をしましょう。塩・醤油・化学調味料・だしの素は塩分が多い!!!

減塩醤油・減塩味噌・ソースは半分の量

調味料はかけるよりつける

塩分が少ない調味料にする
カレー粉、わさび、からし、生姜、ゴマ、レモン、酢など

長続きポイント!
急に薄味にするのではなく徐々に舌に慣らしていきましょう。

透析患者さんにとって、塩分と水分の管理は治療と生命維持のために欠かせない重要なポイントです。食事や水分摂取量を工夫することで、透析後の体調不良や寿命の低下を予防し、快適な生活を送ることができます。毎日の生活の中で少しずつ意識して実践し、健康を守りましょう!

posted by じんたろう at 00:00| Comment(0) | 塩分・水分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする