2018年12月11日

血液透析治療について

まずは、腎臓についてkidney.png

腎臓とは、背中の腰の高さに左右1個ずつある、握りこぶし大の大きさの臓器です。血液中の老廃物をろ過して尿をつくる、からだの「排泄処理場」です。腎臓には、心臓が1回の拍動で送り出す血液の4分の1が送り込まれ、約150180リットルもの尿のもと(原尿)がつくられ、ろ過が繰り返されます。最終的に約15リットルまで減って尿として排泄されます。

透析療法とは

腎臓の働きが健康な人の10%以下になると血液のろ過が十分に行えず、水分や老廃物のコントロールができなくなります。それを補うのが血液透析療法です。(腎代替療法の中のひとつです)

今、皆さんが行っている治療を血液透析といいます。血液を体内からと取り出し、血液透析器(ダイアライザー)を通して血液中の老廃物や余分な水分を取り除き、きれいになった血液を体の中に戻す方法です。

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シャント血管について

血液を体の外に出すために動脈と静脈をつなぐ手術をします。その血管を使って、血管に針を刺し(穿刺)血液回路(チューブ)につなぎます。その血液をダイアライザーで浄化し、もう一カ所穿刺した血管を通して体内に戻します。ダイアライザーは、半透膜がストロー状に束ねられており、ストローの外側を透析液が流れ、ストローの内側に血液を流します。血液中の老廃物を十分に除去する為には「1分間に200ml」以上の血液をダイアライザー内に送り込まなければなりません。

健康な腎臓は一日中(24時間)働いていますが、透析治療は、週3回、一回の透析で4時間〜6時間(その方によって違いがありますが)しか行えません。ですから、透析治療だけでは、補えないことがあります。

そのため、@塩分や水分を制限すること、Aくだもの、生野菜を控えること、Bリンを吸着薬を毎食事に飲む、C血圧を調節する薬を飲む、など多くの制約があります。透析において、水分制限をどうしたらいいかなど、わからないことがあれば、スタッフにお声をかけてください。

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2013年04月06日

「透析」と「除水」について

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透析導入された患者さんによくある質問で、
「除水が終わったので透析を終了してもいいんじゃないの?」
とよく聞かれることがあります。
そこで『透析と除水の違いについて』お話します。

正常な腎臓の働きとは?kidney.jpg
@体内の水分・塩分の調整
A塩分やカリウムの調整
B老廃物の排泄
C血液をつくるホルモンを放出する
D骨の健康を維持する
E血圧を調整する

透析の治療とは?
@余分な水分と塩分を除去する(除水)
Aカリウム・カルシウム・リン・マグネシウムなどの濃度を調整する
B血液中の老廃物(毒素)を取り除く
C貧血を改善するために注射(ネスプ)を週末に使用し補う
D活性型ビタミンDの不足やカルシウムバランスが正常に保てないことなどにより骨粗鬆症となるため、アルカドール(内服薬)やオキサロール(注射薬)を使用し補う 
E除水をしても血圧が高い場合は、血圧を下げる内服薬を使用する


透析と除水の違いとは?
除水とはその名の通り余分な水分(生理的な塩水)を取り除くことで、尿毒素はほとんど除去されません。
透析では尿毒素がしっかり除去されます。jinnzoukun.jpg

除水が完了しても体に貯まった尿毒素を
少しでも除去するため、透析は続けたほうがよいのです

また、腎臓は1日中休みなく働きますが、血液透析では週3回の短時間で腎臓の代わりをしています。
     腎臓           血液透析
1日      24時間         4〜5時間
1週間   168時間        12〜15時間

腎臓は体に貯まった毒素や水分を長い時間をかけて除去するのに対し、血液透析では短時間での治療しかできません。
カリウムや水分摂取量が多くなれば、心臓に負担がかかったり血圧の変動が激しくなるため倦怠感や筋肉痙攣(クランプ)の原因になります。
キツサのない透析を行うには患者さん自分自身での自己管理が何よりも大切なのです。
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posted by じんたろう at 16:31| Comment(0) | 治療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする