2013年03月23日

便秘について

sakura.png 今月は透析患者さんの「便秘」についてお話します。
食物を口から摂ると消化して便と変わるまで一般的には24時間〜72時間後に排泄があるため3日以上便がない場合をいいます。
透析患者さんは、透析で除水もしますので大腸での水分含有量が少なくなるため、便が固くなり便秘しやすい可能性は常に考えられます。

便秘の要因
1. 水分制限toileto.png
2. 食物繊維の摂取不足
3. 自律神経障害(糖尿病患者)
4. 善玉腸内細菌が減り、悪玉腸内細菌が多くなる
5. 運動不足や生活活動度の低下
6. リン吸着剤の副作用

透析患者は水分をあまり多くとれないことや、カリウムの管理が必要なことで
食物繊維が十分に採れず、便秘になりがちです。一度便秘しだすと悪循環に
陥りますので下剤や便秘に効く薬で調整する必要があります。
下剤の使用も必要ですが生活も見直して工夫しましょう。

その1 〜規則正しく食事をしましょう〜
少し早めに起きて朝食をしっかりと摂り、排便を試みましょう。
排便を促す大腸の動きは朝食を摂るなど胃の働きに影響を受けます
その2 〜食物繊維の多いものを食事に取り入れましょう〜
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食物繊維の働き
食物繊維は腸内の発がん物質や有害物質を排泄してくれますので、腸内がきれいになって、善玉菌が増え自然に治す力を高めます。

不溶性食物繊維(水に溶けない食物繊維)
野菜や豆に多く、水を吸収し数倍に膨れます。これが腸を刺激してぜん動運動を活発にします。

水溶性食物繊維(水に溶ける食物繊維)
こんにゃくや果物、海藻などに多く、体の中で水を含んでゲル状になります。
このため食べた食品の移動が緩やかになり、糖の吸収速度が遅くなります。
食物繊維は、消化器(胃や腸)の活動を活発にし、便の量や硬さを調整して
排便を助長してくれます。血液検査の結果(カリウム値)に注意しながら食事
に入れるようにしましょう。kiken.png
その3〜調理の時に適量の油を使いましょう〜
適度の油は腸を刺激し、排便を促進する作用があります。
その4〜酸味や調味料で腸に刺激を!〜
酸味のある食品、香味料は腸に刺激を与え排便を促進する作用があります。
その5〜栄養補助食品を上手に使いましょう〜
リンやカリウムが少なく、ビフィズス菌や食物繊維を含んだ栄養補助食品を食事に取り入れるのも効果的です。
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便秘の改善策として
1. 便意をがまんしないmassaage.png
2. 1日3回の決まった時間の食事
3. 起床後または朝食後トイレへ
4. 適度な運動
5. 食物繊維の摂取・サプリメントの利用もよい
6. 大腸の走行(そうこう)にそってマッサージをする
posted by じんたろう at 09:57| Comment(0) | 食事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする