2019年04月15日

物忘れと認知症

もしかして・・・?

物忘れと認知症の見分け方

シニア世代の人ならば誰しも敏感なテーマとなっています。

最近物忘れがひどく、もしかして自分は、認知症では?と疑心暗鬼になる方もいるのではないでしょうか?

ひとは、年をとるとあらゆる機能に衰えが見えるようになります。動作の一つひとつが遅くなったり、人の名前が思い出せなくなったり・・・

一連の症状が年齢相応なのか認知症を発症しているのか、認知症であれば、そのまま放置しておくと徘徊や暴力、暴言発展する恐れがあります。厚生労働省によると認知症有病者数約462万人と推計(平成24年度)され、65歳以上の高齢者のうちMCIと呼ばれる認知症予備軍(正常と認知症の中間の状態)は400万人いると言われています。65歳以上の高齢者のうち4人に一人が認知症予備軍に該当する計算になります。認知症予備軍のすべての人が認知症になるわけではありませんが、軽度認知障害を放置しておくと、将来的に症状が悪化する可能性が非常に高く、早期発見し適切な処置をすることで認知症の発症を遅らせることが可能です。

認知症.png

こんな場合は要注意!!!

*同じ事を何度も繰り返し言う物忘れ.png

*食事したことを忘れる

*感情の起伏が激しくなる

*外出しても自力で帰宅できない

*部屋を散らかす

代用的な認知症の種類

*アルツハイマー型認知症→初期症状は、物忘れ、同じことを何度も繰り返す

*レビー小体型認知症→男性に多く幻覚や体の硬直が始まり、動作が遅くなります。

*脳血管性認知症→脳梗塞やくも膜下出血など脳血管障害によって起こる認知症

*前頭側頭型認知症→主に人格を司る前頭葉と側頭葉が萎縮し、怒りっぽくなる。

若年型認知症

少しでも疑わしい場合は、早期の受診を!

認知症の診断には、一般的に「長谷川式認知症スケール」が用いられます。出来れば、70歳以上の方は、定期的に検査することをおすすめします。この検査で少しでも疑いがあれば、専門医を受診しましょう。

posted by じんたろう at 00:00| Comment(0) | 合併症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月01日

血圧低下

透析中の血圧低下の原因ketuatukei.png
血液透析中は、血圧が低下しやすくなっています。多くは水分除去(除水)による血管内容量の減少が原因です。自律神経調節能が低下している高齢者や糖尿病の方、また感染症や心不全を合併している方は、血圧低下の危険性がより高くなります。


動悸.png初期症状には
欠伸(あくび)や倦怠感、嘔気などの症状が現れますので、そのような際は必ずスタッフまでお伝えください。
重篤な場合には
著明な血圧低下(ショック状態)となり、治療の追加や変更が必要となることがあります。また、透析を中断しなければならなくなる可能性もあります。


透析中の血圧低下を防ぐには!?体重測定.png
(1)透析間の塩分と水分の摂取を控えることにより、体重の増加を少なく抑え、透析中の必要除水量を少なくする事が大切です。
(2)透析時間を4時間から4時間半、5時間に延長し透析中の除水スピードをゆっくりにします。 
(3)ドライウェイトが適正かスタッフと相談していきましょう。
(4)透析前の降圧剤の投与を考えましょう。(内服や注射薬)
(5)透析中の食事摂取を止めることも考えましょう。
(6)食事の前後や水分を多くとった時、ご自分で体重の変化をみるために体重計を活用しましょう。 

<例>
設定体重(ドライウェイト)が50kgとして・・・
3%(1日あき)…50×1.03=51.5kgが許容範囲となります。  
5%(2日あき…50×1.05=52.5kgが許容範囲となります。      


nurse5.png透析間の増加体重の許容範囲がわからない場合は看護師にご相談ください。
基準体重にあった増加体重をお伝えします。



posted by じんたろう at 00:00| Comment(0) | 合併症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月29日

筋痙攣(つり こむらがえり)

筋痙攣(つり こむらがえり)相談.png
透析中に起こる手や足のつりは除水が引き金になって起こります。
除水速度が速いまたは許容値よりも除水量が多いと体内の水分バランスが崩れ、筋けいれんが起きやすくなります。また透析後半のつりは血圧低下が原因で起きやすくなります。

ナースコール.png血圧低下の症状は
生あくび、冷や汗、胸がどきどきする、便意、だるさなどです。
症状が出現したらすぐにナースコールして下さい。
血圧低下が著しい場合、意識消失することがあります。
我慢せずにすぐにお知らせして下さい。



つりの対策として以下のことがあります
こむら返り.png(1) 透析間体重増加を1日あき(水・木・金・土)は3%、2日あき(月・火)は5%以下に心掛けることが最も重要です。
この為には塩分、水分制限が大切です。
3〜5%がどのくらいの重さなのかは、スタッフにお尋ねください。
(2) 透析時間を長くしてゆっくり除水を行う。
(3) 血圧低下の予防
(血圧を上げる薬を使用する。酸素投与する。除水量を調整する。補液する。)
(4)ホットパックをする。できれば、つる部位を軽く動かす。
(5) つる前やつっている時に芍薬甘草湯の内服を試みる。
(6) アミノ酸一種のカルニチンの投与を検討する。
(スタッフと相談しましょう。)

怪獣.png予防として
透析中の低血圧を予防すれば大半の筋痙攣を防止できます。
透析中に足のつりが出現したら、我慢せず近くのスタッフを呼んでください。






posted by じんたろう at 16:59| Comment(0) | 合併症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする