ちょっとした傷や軽い痛み程度では放置されがちの足ですが、重篤化すると 生活の質を脅かすとても怖い病変になりかねないのです。
1.足の病気とは?

タコ,イボ、魚の目、皮膚の水虫
・爪トラブルが原因となる巻き爪、爪の水虫などの
皮膚の疾患
・血液の流れが原因となる静脈血栓症、
下肢静脈瘤、静脈炎
・動脈硬化が原因でおこる
PAD(末梢動脈疾患)があります。
2.PAD とは(末梢動脈疾患)とは?

足や手の動脈が動脈硬化によって
狭くなったり詰まったりして血液の流れが悪くなり
さまざまな症状をひき起こす病気です。
日本では「閉塞性動脈硬化症」もしくは
「慢性動脈閉塞症」と呼ばれている疾患ですが、
海外ではPADという疾患名が一般的です。
3.PADの自覚症状をチェックして見ましょう
@足がつる A足がしびれる B足が冷えやすい
C足や足の指がほてる、冷たい D足がムズムズ
E紙が張り付いた様な感じ F砂利を踏んでいるような感覚
@〜Fのような症状が多いほどPAD のリスクは高まります
他にも…

@痛みや温度を感じにくく、傷ややけどに気づかない
A足の指が曲がってきたり、足全体 の形が変わったりする
B皮膚の乾燥・亀裂が発生する
以上の症状は透析患者さんでは重症化しやすいので十分な注意が必要です
☆大切な足を守るためには☆
ご自身のお手入れ(フットケア)が重要になります。
普段から足に傷を作らない様に注意を払いましょう!
毎日足を観察して小さな変化に気づける様、心がけましょう。

当院では
月に1回のフットチェック、半年に1回のABI検査(動脈の狭窄、閉塞の程度を調べる検査)を行っています。PADの方は、ABIの検査を随時行っています。