2020年07月20日

熱中症と夏バテ

熱中症とは夏汗.png

高温高湿」「日差しが強く、風がない」「急に気温が上がる」「照り返しが強いといった環境によって体温が上がり、身体の中の水分と塩分の電解質バランスの崩れや体温の調節がうまくいかなくなる状態のことです。次のような症状がみられます。

・立ちくらみ    ・ 頭痛

・筋肉痛      ・ 吐き気

・こむら返り    ・ 身体のだるさ

・大量の汗     ・重症では意識障害やけいれん手足の運動障害など


暑さを避ける対策夏笑顔.png

  • 日傘や帽子で直射日光を遮るようにします。通気性・吸湿性・速乾性に優れた素材や襟元・袖口の空いた風通しの良い服装にし身体に熱がこもらない工夫をしましょう。
  • 屋外での活動時は、日陰に入って休憩をこまめにとるように心がけましょう。
  • 首周りに濡らしたタオルを巻く、わきを冷やすなど冷却グッズを活用して身体の温度が高くなりすぎないような工夫をしましょう。
  • 室内でも温度・湿度をチェックし、エアコン、扇風機などの空調を活用して適した温度・湿度を保つようにします。
熱中症.png

水分補充の工夫

透析患者さんは、摂取制限なしに水分補給をしてしまうと水分の摂り過ぎになってしまいます。しずく.png

スポーツドリンクには塩分や糖分も含まれているので飲みすぎには注意が必要です。 一気にたくさんの水分を摂ってしまわないように、水分補給時には次のような工夫をおすすめします。

  • 汗をかくとミネラルやビタミンも失われます。ミネラルが含まれ、麦茶が水分摂取におすすめです。麦茶は、透析患者さんでは控えたいリンやカリウムの含有量の比較的 少ない飲料です。
  • 1個を口に含んで時間をかけてなめます。氷1個は1520mlの水分量に値します。食べすぎには注意しましょう。

水分補給の目安と冷たい飲み物への注意点

透析患者さんは水分を摂りすぎると腎臓や心臓へ負担がかかります。

透析患者さんは透析後の目標体重(ドライウェイト)が決められているので基礎体重プラス35%の体重増加の範囲に納められるように、水分量を調節する必要があります

 【食事と飲料から摂取した水分量】―【尿や便、汗として身体から出ていく水分量】=【体重増加量(摂取水分量)

体重を1日の中でこまめに測り体重の変化から摂った水分量が適切かどうかを判断する目安としましょう!木陰.png

posted by じんたろう at 09:32| Comment(0) | 季節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月08日

熱中症

熱中症とは暑い環境で起こる健康障害のことです。

ボード.png

通常の熱中症対策は、塩分と水分をしっかり摂り、暑さを避けることです

しかし、透析患者さんは通常の熱中症対策とは異なります

どうして透析患者さんは通常の熱中症対策とは違うのか…

それは、水分や塩分をしっかり摂ってしまうと血圧上昇、体重増加につながるからです

透析患者さんが熱中症にならないためのチェックリスト

暑さに負けない「基礎体力」をつける

「気温」や「熱中症指数」をチェック

屋外や室内の温度が適切かチェック

水分や塩分の摂りすぎに注意

体重や血圧測定をこまめに行う

屋外の運動や炎天下の活動は避ける

冷却グッズの活用


もしも熱中症になってしまったら

○涼しい所へ行く

○足のつけ根や脇の下を冷やす  

○200ml〜300mlほどのスポーツドリンクを摂る

○意識がないときは救急車を呼ぶ!


水分や塩分制限のある透析患者さんにとって熱中症対策は難しいと思いますが、シャントを守る為、命を守る為にチェックリストを参考に夏を乗り切りましょう

posted by じんたろう at 20:25| Comment(0) | 季節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

熱中症

透析患者さんの熱中症対策は普通の熱中症対策とは異なる点もあります。

熱中症とは・・・身体の中と外の暑さによって引き起こされる様々な身体の不調の事です。暑熱環境下にさらされる、あるいは運動などによって、体内の水分などのバランスがくずれたり、体内の調整機能が破たんすることで起こる障害の事です。

症状
軽度:めまい・失神・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗
中等症:頭痛・気分不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
重症:意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温

熱中症.png


熱中症の予防法
@水分補給をする(一度に飲まずにこまめに水分補給する)熱中症予防.png

A体調を整えておく(体調が悪い時の運動はしない・寝不足、朝食抜き、二日酔い、体調不良の時は体力が回復するまで活動をさける)

B暑さをさける(室温24〜28度になるよう扇風機やエアコンを上手に使う。外出時は日陰を歩く・日傘をさす、帽子をかぶる)

C服装に注意する(汗を吸いやすく、空気を通しやすいもの、色合いも熱を吸収しにくい白色を着用する)

予防2.png


熱中症になったら・・・冷却.png
○暑いところからクーラーの効いた室内や涼しい所に避難し、衣類を緩めて風通しがよくなるようにしましょう。
○大きな動脈(首、わきの下、足のつけ根)を氷で冷やす。
○冷たいスポーツドリンクや食塩の入った冷水を飲ませる。
○筋肉の痙攣や痛みがある場合は、塩分濃度の低下とみられるためスポーツドリンクを100〜200ml補給する

普通の熱中症対策では「塩分と水分をしっかり摂取すること」と「暑さを避けること」が基本となっています。しかし、透析患者さんは体温を調節する能力が低下していますし、尿での水分の排泄が困難なため体に余分な水分が溜まっています。従って、水分や塩分を過剰に摂ってしまうと胸水の貯留や心不全につながります。塩分と水分が同時に摂取できるという理由でスポーツドリンクが普通は有効ですが、透析患者さんは塩分の過剰摂取につながるので下痢・嘔吐・多量の発汗がないのであればあまり飲む必要はないようです。
何よりも予防が大切です。炎天下を避け、暑さを我慢せずクーラーを使いましょう。脱水・熱中症と思ったら自己判断せずクリニックに電話してください。
暑い夏を無事に乗り切りましょう!!
posted by じんたろう at 16:13| Comment(0) | 季節 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする