2016年04月25日

透析患者さんと運動について


透析を始めたからといって、安静にする必要は有りません。
(*他の合併症の有る場合は安静が必要な事があります)undou1.png
運動をしても良いし、むしろ運動しなければならないのです。
人工透析を受けられている患者さんは、週 3回の透析をしている間も長時間ベッド上で安静にしています。日頃から体を動かす習慣をつけることは体調を整え、体力、筋力の低下を防ぐためにとても大切なことです。

運動のいいところ
最大酸素摂取量の増加 ⇒ 体力の指標=生命予後がよい
家事、身の回りのことをするほうが全くしないよりよい

筋力の増強 ⇒ 腰痛・肩こりの改善・貧血改善
転倒や寝たきりを予防

骨粗鬆症の予防・改善 ⇒ 骨折予防
動脈硬化の予防・改善 ⇒ 血糖コントロールの改善
高血圧や心疾患などの生活習慣病の改善
食欲の増進・便通が良くなる・ストレス解消など

どんな運動がよいのか?

1回30分〜60分程度のウォーキングを週3回程度

体力が低下している人は、ゆっくり休みながら短時間歩行から始めましょう。
足ふみだけでもかまいません。
筋力トレーニングやストレッチなど体力に応じて行ってゆくといいと思います。
ネフロクリニックの患者さんの中にも日頃から運動に親しんでいる人が多くいます。
皆さんの活き活きとした姿を見るとうれしくなります。

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運動療法の注意点
血圧管理:通常の血圧を基準として、20mmHgの変動がある時は中止しましょう。
収縮期血圧(上の血圧)<180mmHg
拡張期血圧(下の血圧)100mmHgとして運動を実施しましょう。
体調管理:透析直後や狭心痛・呼吸の乱れ・めまい等の症状、他にも普段と異なる症状がありましたら運動は中止しましょう。運動は無理してまで実施する必要はありません。
運動は日々継続するのが望ましいですが、体調を崩してまで行うものではありません。あくまで安全の上で成り立つものです。
posted by じんたろう at 19:52| Comment(0) | 運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月01日

運動のススメ

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運動はとってもいいことがいっぱいです。若返り・老化のストップ・スムーズな透析とさまざまな利点があります。取り入れてみませんか?
季節は暖かくなり過ごしやすくなりました。
今回は運動についてです。




透析患者さんも運動を!けっして難しくありません!
腎不全の合併症や長期間にわたる透析の影響によって身体にさまざまな障害が生じ、次第に仕事ややりたいことができなくなるなど、思い通りの生活が困難となることがあります。また、透析患者さんの高齢化の進行とともに、身体機能の低下、日常生活の介助を要する患者さんの増加が問題となりつつあります。、

透析患者さんの体力、筋力低下しやすい
人は誰でも都市を重ねると体力や筋力は低下します。しかし、透析患者さんにおいては、一般の健常者に比較して筋力も体力も低下していることが知られています。体力低下の一因として、透析の通院による時間的制約や透析後の疲労で身体活動量が低いこともあります。運動をする事が困難であれば、せめて家事や買い物などで体を動かすことができればよいのですが、透析生活ではそれらの生活活動も制限されることがしばしばあります。

運動療法を行ったときの効果として以下のことが挙げられます
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・最大酸素摂取量の増加 ・栄養低下、炎症複合症候群の改善・貧血の改善
・不安・うつ・QOL(生活の質)の改善・ADL(日常生活活動)の改善
・前腕静脈サイズの増加(シャントの発達)・透析効率の増加


どんな運動がよいの? 
運動の中心となるのはウオーキングです。
ウオーキングは下肢だけでなく体幹や上肢の筋肉も使いますので全身運動といえます。また、歩きながら風景や会話も楽しむことで精神的な効果も得られます。ウオーキングは「楽に感じる」程度の速度で10分間程度から始めて徐々に時間、距離を伸ばしてゆきます。初めから頑張りすぎると関節痛や筋痛を引き起こしたりすることがあるので、注意が必要です。

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体力が上がると生命予後がよくなる
定期的な運動習慣のある透析患者さんは運動を全くしていない患者と比較して明らかに生命予後がよいこと、運動の回数が多いほど生命予後がよいとされています
また、運動とまでゆかなくても、家事等を含めた何らかの生活活動をして体を動かしている透析患者さんは、ほとんど体を動かさない患者と比較して死亡リスクは低値であるという報告もあります。


安全に運動を行うには
 透析患者さんは血圧の変動や体液量の増減などがあるので、体調は変わりやすく、運動をすべきでない時もあります。また、膝痛や腰痛といった関節の痛み、神経障害、心疾患などを合併している患者さんにとっては、運動の方法を工夫することが必要です。それぞれの患者さんの状態に応じて、体と相談したり、リハビリの専門者とすすめることが大切です。車いすが主の生活の方はデイケアでの訓練をおすすめします。

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運動は健康・寿命アップ・若返りです。
posted by じんたろう at 00:00| Comment(0) | 運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

運動しましょう!

寒い日が続いていますが風邪などひいてませんか?
節分で病気を吹き飛ばしましょう。

今月のテーマは運動です。
寒さに負け、ついつい家にこもりっきりになっていませんか?
最近動くことがおっくうになったとか、年取ったとか、もっと元気だったとか体力の低下を感じていませんか?
体力アップをめざして、暖かい春を迎える前に運動を始めませんか?
からだを動かして元気なからだを作りましょう。
運動と言っても、激しいスポーツをする必要はありません。おすすめは、ラジオ体操とウオーキングです。
朝一番、いつもの時間にできることがおすすめの理由です。
ラジオ体操がむりなら、日常的な家事や散歩や寝る前のストレッチなどもおすすめです。

運動の効果とは、筋肉の維持、自律神経の鍛連そして精神的なリフレッシュです。さらに、運動すると細胞を若返らせる作用のある“成長因子”が出てきて老化防止効果も期待できそうです。サイクリングも歩行とは違う筋肉を使うことから大変おすすめな運動です。

運動をはじめたらしっかり食べましょう。

食事量(カロリー)が足りないと人は、自分の筋肉をエネルギー源として使います。
筋肉を保つためには十分にたんぱく質を摂取して適度な運動をすることが必要です。
運動しないと使わなくなった筋肉が減ってきます。
悪循環にならないように・・・しっかり食べて、しっかり運動しましょう。

まずは簡単な運動から始めていき序所に全身を動かすウオーキングや軽いスポーツなどと体調に合わせて進めましょう。traning.png
スポーツクラブに通って少し負荷の強い運動に取り組むのも良いことです。
心肺機能も鍛えられれば言うことなしです。でも、無理は禁物です。
心肺機能とは、呼吸により肺で二酸化炭素を排出して酸素を取り込み、これを心臓の力で全身の組織に供給する能力です。
一般に心肺機能が高いほど健康と言えます。
この頃、どこのスポーツジムやプールに行っても年配の人で溢れています。
ちまたでは、健康や運動に対する関心が高まっていますが、透析患者さんの間でも運動はブームになってきています。
皆さんもできることから取り組んでみましょう。
運動は継続してこそ意味があります。
無理しないよう、楽しみながら気長に取リ組むことが大切です。
posted by じんたろう at 19:52| Comment(0) | 運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする