2019年08月10日

夏場の水分・塩分

そうめん.png夏場に食べやすい食品には、水分が多く含まれる傾向があるため、食品からの水分の取り過ぎには十分ご注意ください。

腎臓の働きの一つに、水分調節があります。余分な水分は尿として体外に排泄し、体内の水分量を一定に保っています。

腎臓が悪くなると、尿量が減少、あるいはまったく出なくなったりするため、体に水分がたまってしまいます。


なぜ水分管理が必要なの…?lemon.png

次の透析までの間に体重増加が多く、体の中に余分な水分が溜まりすぎると透析中や透析後⇒血圧低下・胸痛、腹痛・呼吸困難・不整脈・こむら返り・吐き気などを引き起こしやすくなります。

(体に入る水分)-(体から出る水分)=1日の体重増加量

天秤.png

入る水分と出る水分のつり合いが取れるように管理しましょう!!

標識.png体に溜まった水分は、透析と一緒に除きます。除ける水の量にも目安があります。増えた分をすべて引けるとは限りません。  

除ける水の量は、ドライウエイト(設定体重)で決まります。自分のDWを知っていますか?



☆DW(ドライウエイト)とは?

血圧が安定している、むくみがない、体調が良い、

心胸比が大きくない(CTR=心臓の大きさ50〜53%以下)

などを参考に決める透析用の体重のことです。

スタッフ.png


 体重増加をドライウェイトの1日あきで3% 2日あきで5%にまでを心がけて調整しましょう。




除水が体に及ぼす影響       

ドライウエイトの3%以内  → 透析中、透析後も特に問題なし!!     

3〜5%以内 → 透析中に血圧が下がる、手や足がつったりする。      

5〜10% → 透析中に血圧がさがる、体がだるい、気分が悪い

        透析後、立った時にふらつき転倒する、シャントが詰まる。     

★水分制限の工夫★

  • 水分を多く含む食品を覚え、食べ過ぎないようにする。かき氷.png

(果物、野菜、豆腐、こんにゃく、プリン、ゼリー、アイスクリーム、鍋物、麺類、おかゆ、雑炊)

  • のどが乾いた時は氷を口に含む、冷たい水でうがいをする、熱いお茶を飲むことによって、口の中をすっきりさせる。
  • 湯呑やコップは小さいものを使う。
posted by じんたろう at 16:56| Comment(0) | 塩分・水分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

血圧低下時の対処について

★血圧低下の原因★

透析時:除水が進むと体液量(循環血液量)が減少し血圧低下が起こりやすくなります。さらに過剰な除水を一度に行うことも心臓への負担となります。

さらに痩せたり太ったりしてドライウェイトが適切でないと除水しすぎてしまうことがあるため血圧が急激に低下します。またダイアライザーを変更することでも血圧低下がみられることがあります。

その他:高齢者や糖尿病がある方、心機能が低下している方、低栄養状態の方などにもよく出現します。

    アルコール摂取・入浴時や入浴後なども起こりやすいため注意してください。

☆症状☆

初期症状・・・欠神(あくび)、動悸、吐き気、倦怠感、冷や汗、便意や尿意などが出現します。

※透析中このような症状が出現したらすぐにスタッフへお伝えください。

重篤な場合にはショックが起こり生命にかかわってきます。

予防

@透析間の塩分水分を控え透析中の総除水の量を少なくすることが大切です。目安としては 1日空きでは体重(ドライウェイト)の3% 2日空きでは5%までです。

(具体的な体重はスタッフにお尋ねください。)

A自宅で一日一回は体重測定を行い体重変化を把握してください。

B透析時間をできるだけ長く確保し除水スピードにゆとりを持たせゆっくり引いていきます。

C血圧低下が続くようであればドライウェイトが適正なのかスタッフと一緒に検討していきましょう。

D透析前に血圧低下予防のため昇圧剤(アメジニウム・エホチールなど)投与の検討をしましょう。

相談.png

💉自宅での血圧低下時の対応💉

  • 昇圧剤(アメジニウム・ドプス・メトリジン)がある方は内服する。
  • ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクを100ml〜200ml 程度摂取し水分・電解質を補う。
  • 体を横にして布団などを丸めて足の下に置き、足を心臓よりも高くし安静にする。

それでも改善しなければ、かかりつけの病院に連絡してください。

※屋外などで急な立ちくらみやふらつきを感じた際は意識消失・転倒の恐れがあるためすぐにその場で座り、症状が落ち着くまで立ち上がらず休んでください。立ち上がる際はゆっくり無理をしないようにしましょう。                

posted by じんたろう at 16:26| Comment(0) | 塩分・水分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

透析患者さんの塩分と水分

透析患者なぜ塩分を取りすぎるとよくないの?
塩分を多く取りすぎるとナトリウムが体の中に溜まってのどが渇き、水分を多く取ってしまいます。透析患者さんは、塩分や水分を透析によって体外に出すため過剰な水分は、体重増加の原因となります。体重増加により起こる高血圧は心臓への負担を増大させ浮腫にもつながります。

かき氷.png体内に入る1日の水分量=IN
食事の水分:800〜1000ml
代謝水:300ml(食物が体内で燃えたときにできる水)
飲水量(   )ml                

おやじ.png体外に排泄される水=OUT
尿量:(   )ml
便:100ml
不感蒸泄:500ml(呼吸や汗、皮膚から出ていく水)
透析除水量(   )ml

★(  )に数字をあてはめて自分のIN・OUTを知り
1日の飲水量を計算してみましょう!

体外へ排泄される水(ml)―(800〜1000ml+300ml)=1日の飲水量

水分摂取のポイントcoffe.png
お茶を飲むときは熱くして少量を飲む。
小さめの湯のみ、茶碗、コップなどを使用する。
食べ物にも多く水分が含まれているため、汁物や、麺類、鍋物は極力さけましょう。
  尿量(汗などの量)+ 500ml
       を1日の水分摂取量の目安とします。
果物ライン.png

塩分摂取のポイント
塩分8gで約1リットルの水分(体重)が増えてしまいます。
塩分を薄めるために体が水分を吸収するからです。
透析患者さんは、1日約 6g未満 を目安とすることが重要となります。
調味料は目分量ではなく、計量スプーンを利用する習慣をつけましょう。
また、塩分は保存をきかせるため加工食品に多く含まれています
計量匙.png

posted by じんたろう at 09:35| Comment(0) | 塩分・水分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする