2018年09月03日

「運動」しましょう!

サルコペニア・フレイルって何?ウォーキング.png

サルコペニアは高齢者において筋肉量の減少と共に筋力や身体機能が低下していく状態のことを言います。

フレイルとは加齢による予備能力低下のため健康障害に陥りやすい状態のことを言います。

透析患者さんではフレイルの頻度が高く3人に1人がフレイルで半数が予備軍であると言われています。

これを予防するため運動はとても重要です!



どんな運動をすればいいの?

  • バイク.png有酸素運動〜〜  心肺機能を高め持久力が上がる
    休憩しながら 20分〜60分続けましょう!

     ・スクワット

     ・自転車こぎ(エルゴメータ−)

     ・ウオーキング(ジョギング)

     ・ストレッチ


  • レジスタンス運動  筋肉に負荷をかけ筋肉増強を図る

   10151セット その時の体調に合わせて 鉄アレー.png

      ・ ゴムバンド

      ・ ヒップリフト

      ・ 下肢挙上



椅子運動.png 運動といっても日頃外に出ないなど、運動から遠ざかっている方も多いと思います。疲労を感じず安全で行い身体機能や骨格筋量を維持向上させることが大切です。日常生活の中で立つ・座るなどの動作では洗濯干し、床ふき掃除、布団の上げ下ろしなど低強度の運動でも継続していくことで運動機能の改善も図れます!

クリニックでもレジスタンス運動のパンフレットをお渡ししています。

透析のない日から体調に合わせて自分に合った運動をすすめていきましょう。

運動の後は

筋肉疲労の回復や筋力アップに必要な栄養素を多く含んだ食事を摂取しましょう!

  • 分岐鎖アミノ酸(臓器・皮膚・筋肉・髪・爪・血液などの材料)

   菌やウイルスと戦い全身へ酸素を運ぶ健康維持に不可欠なもの

タンパク質  マグロ・かつお・あじ・サンマ・チーズ・牛肉・鶏肉・卵・大豆製品

  • 必須脂肪酸(体内で作れない栄養素、欠乏すると皮膚の炎症など起こす)

   野菜と一緒に摂ると吸収を促進

脂肪  あまに油・大豆油・ごま油・なたね油・オリーブ油 

posted by じんたろう at 20:25| Comment(0) | 心不全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月01日

腎臓の働きと水分・塩分

腎臓働き.png


腎臓の働きの一つに、水分調節があります。余分な水分は尿として体外に排泄し、体内の水分量を一定に保っています。

腎臓が悪くなると、尿量が減少したり、あるいはまったく出なくなったりするため、体に水分がたまってしまいます。

水分がたまりすぎると、全身浮腫・高血圧・心不全などを招いて生命に危険を及ぼします。また、透析を行う際、短時間に多量の除水をしなければならず、血圧低下や筋けいれんを起こして透析中の除水が困難になり、さらに水がたまるという悪循環に陥ります。

これらを防ぐため、水分量の調整をしっかり行いましょう!!




1日の水分の出入り★

あなたの1日の許容飲水量を計算してみましょう。 コップの水.png         

500ml+尿量=許容飲水量/1

1日の尿量が200mlある人の場合・・・

500+200=700mlとなります。

★水分制限の工夫★

※水分を多く含む食品を覚え、食べ過ぎないようにしましょう。

{果物、野菜、豆腐、こんにゃく、プリン、ゼリー、アイスクリーム、鍋物 、麺類、おかゆ、雑炊など}

※塩分は控え、薄味にしましょう。塩分に注意することが過剰な体重増加を防止するもっとも有効な方法です。
減塩.png

※食塩として1日6〜8gまで抑え、薄味を心がけましょう。

        小さじ約1杯

※塩味よりも酸味(酢、柑橘類)や香辛料(からし、コショウ)を使用した味付けを多くしましょう。


塩分を摂りすぎる →のどが渇く    →水をたくさん飲んでしまう → 体重増加が多くなる!!!

   ↓                                     ↑

塩と水は一定の割合に保たれているため = 塩は身体に水をひきとめる →約8gの塩で1Lの水がたまる

水と塩.png

  

posted by じんたろう at 00:00| Comment(0) | 心不全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月21日

透析患者さんの熱中症対策

普通の熱中症対策:《塩分・水分をしっかり摂取する》と《暑さを避ける》が基本ですが、

透析患者さんは…

説明図.png

nurse.png

塩分と水分が同時に摂取できるという理由ではスポーツドリンクは有効ですが、透析患者さんは塩分の過剰摂取につながるので下痢・嘔吐・多量の発汗がないのであればあまり飲む必要はないようです。

何よりも予防が大切です。炎天下を避け暑さを我慢せずクーラーを使いましょう。

脱水・熱中症と思ったら自己判断せずクリニックに電話してください。




熱中症の際のポイント

暑さに負けない

基礎体力」をつけましょう    

バランスのとれた食事十分な睡眠を心掛け、普段から適度な運動で体づくりをしておきましょう。

気温」や「熱中症指数

をチェックしましょう 

その日の気温や熱中症指数の確認を習慣づけましょう。


水分や塩分の摂りすぎに

注意しましょう

猛暑であっても、水分や塩分の摂りすぎには気をつけましょう。

水分が摂りたくなった時には、

@   まず涼しい場所に移動し、冷却グッズなどで体を冷やします

A   水分を摂るときにはがぶがぶ飲まず、少しずつ、ゆっくり飲むのがポイントです。

また、うがいをして口内を水分でうるおしましょう。

B   氷を一個なめるのも工夫の一つです。

C   水分を摂りすぎて心不全や肺うっ血にならないように気をつけましょう。

体重や血圧をこまめに測って管理しましょう

暑いと水分の摂取量が増えてしまいますので、体重をこまめに測定しましょう。また、汗をかくと血圧が下がることがあります。毎日欠かさず血圧を測定し、記録しましょう。

屋外だけではなく

室内の温度は適温かどうかチェックしましょう。

室内にいても、エアコンや扇風機を使って室内の温度を適度に下げましょう。「設定温度28度以下、湿度60%以下」が適温とされています。猛暑では過度な節電は控えて、我慢せず空調機器を使うことも大切です。

屋外の運動や炎天下での

活動は避けましょう

透析患者さんは体温調整が難しくなっている方が多くみられます。気温が上がった屋外に長時間いるのは危険です。

@   暑い中、屋外で運動や活動をするのは避けましょう。

A   屋外の運動は早朝・夜間などの涼しい時間に行うか、運動は室内で行うようにします。

B   帽子をかぶる、日傘を差す、日陰に入るなどの工夫を忘れずに。

快適な服装を心掛けましょう


身につける衣類は、綿や麻などの通気性のよい生地のものを、下着は吸収性・速乾性の優れた素材のものを選びましょう。長袖を着る時には生地が薄いものを選ぶなど、薄着にして熱がこもらない工夫をしましょう。

冷却グッズを活用しましょう

脇の下や首回り、太ももの内側を冷やすと体温がさがりやすくなります体を冷やすのに使う冷却シートや氷枕を活用する、ぬれたタオルを首に巻く、冷たいペットボトルを当てるなどの方法があります。いろいろな冷却グッズも市販されていますので、自分にあったものを試してみるのもいいですね。うちわや扇子なども役立ちます。

シャント管理に気を付けましょう

夏は空調で冷房が効きすぎていることもあります。シャントカバー等でシャント部分を保護しましょう。冷やしすぎると、動脈血管が縮み血液の流れが悪くなりシャントが詰まってしまうことがあります。

posted by じんたろう at 17:16| Comment(0) | 心不全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする