2018年02月21日

痒みについて

痒みの原因の多くは乾燥によるものです中枢性痒み.png
透析を受けている場合、高い頻度で全身にかゆみを生じると言われています。かゆみの原因の多くは乾燥によるものです。透析を続けると汗が出てくる汗腺が委縮して汗が出にくくなり、皮脂が皮膚全体に行き渡らなくなるため乾燥してしまいます。皮膚が乾燥すると外からの刺激に敏感になり、かゆみを感じやすくなるだけでなく、かゆみを伝える神経が皮膚の浅い部分にまで伸びてくるため、さらにかゆみを感じやすくなります。

また、透析患者さんでは、オピオイドペプチドと呼ばれる神経の中にある物質が増加することがあります。これが神経を刺激することで全身のかゆみを感じます。

痒み対策のポイント
適正透析透析中.png
血液中のリンやカルシウム、副甲状腺ホルモン濃度が上がることでもかゆみを引き起こします。そのため、
十分な透析を行い身体にたまった不要な物質を除去することが大切です。リンを抑えた食事も心がけましょう。

皮膚の清潔・保湿
入浴時は皮膚を乾燥させないように、熱すぎるお湯や長時間湯船に浸かるのは避けたほうがよいです。また、体を洗うときは刺激の少ない石鹸やボディソープを使用しましょう。ナイロンタオルは刺激が強いので、柔らかい素材のものか、よく泡立てて手で洗うのがおすすめです。
入浴の後は、保湿剤を塗って皮膚から水分が蒸発するのを防ぎましょう。(お風呂から出て5分以内が目安です。)
痒み対策1.png

薬物療法痒み薬.png
・塗り薬➡保湿剤やかゆみを抑えるもの、ステロイド剤など。
・内服薬➡かゆみの原因となるヒスタミンやアレルギーによる症状を抑える薬。
中枢性のかゆみを抑える薬。など
・注射薬➡かゆみを抑えるものを透析時に投与します。

かゆみの原因はさまざまなものが考えられますので、かゆみを感じたら、まずは当院スタッフにご相談ください。
posted by じんたろう at 11:40| Comment(0) | かゆみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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