2018年06月20日

シャントトラブルについて

シャントとは?

近道とかバイパスという意味で、手術によって動脈と静脈をつなぎ動脈から直接静脈に血液を流すことをいいます。これにより、透析の治療で必要な血液の流量を得ることが出来ているのです。今までは、内シャントと言っていましたが、現在は動静脈瘻(AVF)と呼びます。

シャント感染に気をつけましょう!!

夏は汗をかきやすくシャントの針穴より菌が入り込んでシャント感染を起こし易くなります。感染すると、血管や穿刺部の痛みやシャント肢が赤くなったり腫れることがあり、ひどくなると血管が破裂して大出血したり、菌が全身をめぐり高い熱が出て、命にかかわる敗血症を引き起こしてしまいます。

シャントのチェック3ポイント!

  • 見る 腫れたり赤くなったりしていないか? 血管はよく膨らんでいるか?聴診器.png
  • 聴く 毎日聴診器でシャント音を確認する

「ザーザー」という連続音が良い 「ヒューヒュー」という高音は狭窄を考える

「シャッシャッ」という断続的な音は閉塞の危険性がある

  • 触る シャント血管に触れてスリルを確認する

良好なスリルでは血管が柔らかく触れる

シャントトラ.png

シャントをながく使うためには

@毎日、シャントの流れを確認すること!!!透析.png

・聴診器や自分の耳にあて、シャントの音を聞く。

・流れが弱い時には血圧を確認し安静にする。

・シャント部の血管が硬くなったり、痛みがでた時は、即病院に連絡する。






A体重の増え過ぎには注意!!!

・増加体重、除水が多いと透析後の血圧が低下し血流量が減り、シャントが閉塞してしまいます。体重計.png

・透析後は血液が濃くなり血栓ができやすくなります。血栓ができると血圧が回復しても再手術が必要になります。




荷物.pngBシャント側の腕を圧迫しないこと!!!

・バックや重たい荷物を腕にかけない。

・就寝中に体の下にしたり、腕枕をしない。

・腕時計をしたり、袖口をしめつける衣服を着用しない。

・血圧を測らない。

・透析後の止血バンドは透析後1時間ではずす。



シャントは透析にはなくてはならないものです。

日ごろから見て、聞いて、触って

清潔を保ち、傷つけないように気を付けましょう。

posted by じんたろう at 16:16| Comment(0) | 心不全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする