2018年05月18日

血圧低下時の対応

血圧低下時の対応についてお話します。

☆血圧低下の原因★ketuatukei.png

透析時:除水が進むと体液量(循環血液量)が減少し血圧低下が起こりやすくなります。

さらに痩せたり太ったりしてドライウェイトがその患者様に適切でないと除水しすぎてしまうことになるため血圧が急激に低下します。

またダイアライザーを変更することでも血圧低下がみられることもあります。

その他:高齢者や糖尿病がある方、心機能が低下されている方、低栄養状態の方などにもよく出現します。

    アルコール摂取・入浴時や入浴後なども起こりやすいため注意してください。


☆症状☆

初期症状・・・欠神(あくび)、動悸、吐き気、倦怠感、冷や汗、便意や尿意などが出現します。

※透析中このような症状が出現したらすぐにスタッフへお伝えください。

重篤な場合にはショックが起こり生命にかかわってきます。


透析治療.png

予防

@透析間の塩分水分を控え透析中の総除水の量を少なくすることが大切です。目安としては 1日空きでは3% 2日空きでは5%です。

(具体的な体重はスタッフにお尋ねください。)

A自宅で一日一回は体重測定を行い体重変化を把握してください。

B透析時間をできるだけ長く確保し除水スピードにゆとりを持たせゆっくり引いていきます。

C血圧低下が続くようであればドライウェイトが適正なのかスタッフと一緒に検討していきましょう。

D透析前に血圧低下予防のため昇圧剤(アメジニウム・エホチールなど)投与の検討をしましょう。


💉自宅での血圧低下時の対応💉

  • 昇圧剤(アメジニウム・ドプス・メトリジン)がある方は内服する。
  • ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクを100ml〜200ml程度摂取し水分・電解質を補う。
  • 体を横にして布団などを丸め足の下に置き足を心臓よりも高くし安静にする。

それでも改善なければかかりつけの病院に連絡してください。スタッフ.png

※屋外などで急な立ちくらみやふらつきを感じた際は意識消失・転倒の恐れがあるためすぐにその場で座り症状が落ち着くまで立ち上がらず休まれてください。立ち上がる際はゆっくり無理をしないようにしましょう

posted by じんたろう at 11:10| Comment(0) | 心不全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

外食を工夫して楽しもう!

外食ではどうしてもリン・カリウム・塩分の摂取量が多くなってしまいます。今回は摂取量を少なくする工夫をお話しします。


飲薬.png@外食時にリン摂取量を少なくする工夫

〇タンパク質が多いメニューには注意しましょう。

〇主菜となる肉類、魚類や卵、豆腐などのタンパク質、すなわち「おかず」が多いとリン摂取量が多くなります。おかずの多いメニューには注意が必要です。

〇リン吸着薬は必ず医師の指示通りに、飲み忘れのないように飲みましょう。

〇外出時用に持ち歩くようにすると良いですね。


A外食時にカリウム摂取量を少なくする工夫肉とサラダ.png

〇野菜・フルーツは控えめにしましょう。

〇肉類・魚類はカリウムが豊富です。ステーキなどの肉類や刺身などの魚類でタンパク質の摂取が多くなる場合は、同時にカリウムの摂取も多くなるので注意しましょう。

〇野菜は通常、湯でこぼしや長時間水にさらしたりされていませんので注意が必要です。



塩分6g.pngB外食時に塩分摂取量を少なくする工夫

☆注文時の工夫

〇「薄味」や「こしょうのみで焼いて下さい」など味付けもオーダーしましょう。

〇味の加減や材料がわかるメニューを頼みましょう。

〇ドレッシングやマヨネーズが付く場合は、注文時に別の器に入れるように頼んで自分で調整しましょう。

〇外食する時は家庭での食塩を使わないなど計画的に

食塩管理を行い減塩しましょう。

☆メニューごとの工夫 定食○.png

〇自分で塩分の加減ができるメニューを選びましょう。

〇丼ぶり物はすでに調理されており自分では塩分管理が出来ません。丼ぶり物より定食を選びましょう。

〇漬物やみそ汁を残すだけでも食塩摂取量が2〜3g程度抑えることが出来ます。

〇鍋物は塩分摂取量が多くなるので要注意です。

〇麺類の汁は残すようにしましょう。


注文.png

 外食を我慢するのではなく、工夫をして楽しみましょう!

      残す勇気を持ちましょう!

    1回の食事だけに注目せずに1日の摂取量が守れたらいいのです!

      (塩分:6g  リン:700〜1100r  カリウム:2000mg) 

posted by じんたろう at 09:36| Comment(0) | 心不全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする