2017年06月01日

血圧低下

透析中の血圧低下の原因ketuatukei.png
血液透析中は、血圧が低下しやすくなっています。多くは水分除去(除水)による血管内容量の減少が原因です。自律神経調節能が低下している高齢者や糖尿病の方、また感染症や心不全を合併している方は、血圧低下の危険性がより高くなります。


動悸.png初期症状には
欠伸(あくび)や倦怠感、嘔気などの症状が現れますので、そのような際は必ずスタッフまでお伝えください。
重篤な場合には
著明な血圧低下(ショック状態)となり、治療の追加や変更が必要となることがあります。また、透析を中断しなければならなくなる可能性もあります。


透析中の血圧低下を防ぐには!?体重測定.png
(1)透析間の塩分と水分の摂取を控えることにより、体重の増加を少なく抑え、透析中の必要除水量を少なくする事が大切です。
(2)透析時間を4時間から4時間半、5時間に延長し透析中の除水スピードをゆっくりにします。 
(3)ドライウェイトが適正かスタッフと相談していきましょう。
(4)透析前の降圧剤の投与を考えましょう。(内服や注射薬)
(5)透析中の食事摂取を止めることも考えましょう。
(6)食事の前後や水分を多くとった時、ご自分で体重の変化をみるために体重計を活用しましょう。 

<例>
設定体重(ドライウェイト)が50kgとして・・・
3%(1日あき)…50×1.03=51.5kgが許容範囲となります。  
5%(2日あき…50×1.05=52.5kgが許容範囲となります。      


nurse5.png透析間の増加体重の許容範囲がわからない場合は看護師にご相談ください。
基準体重にあった増加体重をお伝えします。



posted by じんたろう at 00:00| Comment(0) | 合併症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする